C言語 コマンドプロセッサの確認とコマンドの実行 - stdlib.h - [ system ]
2008.11.02 Sunday | by LRESULT
コマンドプロセッサの存在確認と、コマンドの実行を行うには、system()を使います。
コマンドプロセッサとは、CUI型のプログラムの起動や制御を行うプログラムの事です。
Windowsの場合では「コマンドプロンプト(cmd.exe)」と呼ばれ、
UNIX系などでは「シェル」と呼ばれています。
つまり、system()関数を使うと、
コマンドプロンプトで実行できるDOSコマンドが使えたりするわけです。
書式 | int system( const char *s ) |
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機能 | コマンドプロセッサの存在確認とコマンドの実行 |
引数 | const char *s : コマンドプロセッサに渡すコマンド(文字列) NULLを指定すると、コマンドプロセッサの存在確認が出来ます。 |
戻り値 | 引数s にNULLを指定した場合は、コマンドプロセッサがあれば0以外を返し、 コマンドプロセッサが無ければ0を返します。 引数s にコマンドを指定した場合は、環境(OS)依存となりますが、 コマンドがあれば0を返し、無ければ1を返してました(Windowsの場合) |
Windows上で、DOSコマンドの「mkdir」を使用し、 「command_test」フォルダを作成します。 また、「calc」を入力し、電卓を起動してみます。 |
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#include <stdio.h> |
DOSコマンドでフォルダを作成 Windowsの電卓を実行 |
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というように、表示されます。 なお、コマンド通りに、「command_test」フォルダが作成され Windowsの通常の環境の場合は、電卓が起動します。 DOSコマンドを知ってる方は何かと重宝しそうですね。 |